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研究テーマ

樋渡研究室での卒業研究の内容紹介

●孔食特性

孔食とは腐食が金属表面の局部だけに集中して起こり、内部に向かっての進行速度が異常に大きいため腐食孔になったものを言う。外観上の特性は、腐食した局部以外のところはほとんど、あるいは完全に初めての状態を保っていることにあり、全面腐食が起きる条件では起こらない。ゆえに全面腐食がなく、しかもその耐食性が金属表面の特異な薄層に頼っているようなステンレス鋼、アルミニウムなどに起こる。孔食は特異なアニオンなどによって起こされる。得にBr-やCl-イオンはほとんどの孔食の原因となっている。しかし、ハロゲンイオンの存在は孔食特性の必要条件であるが、十分な条件ではない。孔食が発生するには酸化剤も必要になる。酸化剤としてもっとも重要なのは溶存酸素である。2種以上の原価をもつCu2+、Fe3+などの金属イオンも酸化性をもつので孔食性の原因となる。これらは溶存酸素がなくとも孔食を発生させることができる。



●光音響顕微鏡(PAM)を用いた孔食の映像化

   ・本実験に光音響分光法を用いた理由

この光音響分光法は断続光の照射で物質を過熱し、同期して起こる熱膨張振動が音源となり音響波あるいは弾性波が発生する効果のことであり、光→熱→音という過程はを経て、試料の光学的、熱的、音響的な性質を総合的に評価できる。そのために、熱の反射に起因する内部欠陥の検出やエッジ効果等、既存の非破壊検査法(X線法、超音波映像法、磁粉探傷法、電気ポテンシャル法)にない特徴を有し多方面への応用がなされている。


・初期の光音響分光法の代表的な特徴
非常に高感度である。
ほとんどの物質に応用できる。
試料の状態や形態を問わない。
非破壊で物質内部の情報が得られる。
波長に応じて検出器を変える必要がない。

 

現在でもこのような特徴を活かして高性能分光分析や分光計測に応用されている。従って本研究での目的は、上記に述べた光音響効果を利用して、一般構造物に応用する装置として、試料密閉型光音響セルを使用し、さらに金属材料の欠陥を光音響分光法を用いて測定する。



●船外機用の犠牲陽極




メンバー 先端材料 場所


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