最近では総合学習なども広がってきていますが、高校まではどちらかというとレールが明確に見えるのに対して、大学は幅が広く、しかもやたらと分岐点が多い道のようなものです。また、高校までは少ない科目を順序だてて教えているのに対して、大学は多くの科目を専門的に深いものの他との関連はあまり明記されず、自分で必要な知識を採りに行かなければなりません。しかも、多くの科目は具体的なイメージが湧きにくい数式・理論重視の授業内容です。
このことにも関連しますが、大学では自分で考え、行動するということが求められます。高校までの課題の多くは「答えのある」課題です。大学での課題も講義で出てくるような課題の多くは答えがありますが、最終的に行う卒業研究は「答えがない」「答えが複数ある]ことが一般的です。それなりの結果を得るためには、自分に必要なことを調べ、自分で考え、まとめることが重要です。
自分なりの結果が得られたら、それをまとめ、他人にわかるように、また自分の結果が如何にすばらしいかを他人に説得しなければなりません。これは研究に限らず、将来就職してから自分の企画を説明する場合にも、セールスするにも必要なことですし、そもそも就職活動では自分を説明しなければなりません。
そういった背景の元、全部を一度に身につけることはすぐにはできないにしても、早い段階でそこそこ楽しみながら体験してもらう、という主旨の元、本科目が存在します。
本科目の主な目的は
梵天丸はつまらなさそう、という方は独自目標を立て、直接自分で企画した提案でものづくりをすることも考えしています。