梵天丸の準備
キットの説明書の通り作れば、動くはずです。

主な注意点(傾向と対策)は

  • 説明書では低速ギアで組み立てるように指示されていて、その通り組み立てると前進などの基本動作をするようにマイコンにプログラムが書き込まれています。 高速(標準)ギアで組み立てた場合、バックします。
  • ギアボックスに入っていたモータ2個は余りです。梵天丸の基板につながっているモータはスペシャルチューンのモータで、これをそのまま使います。
    はめるとき、水色の部品(コンデンサ)は適当にまげて、組み立て後寝せてください。
  • 電源をいれると、謎の行動パターンで左右にバックするはずです。
    もし、直進しかしない場合は、ギアの組み立てで、「つけてはいけないねじ」(六角の金属部品にはめる米粒大の黒ネジ)をつけてしまったかもしれません。
  • 余分なグリスは拭き取っておきましょう。その辺にとびちります。
  • 電源を入れたらなんとなくふるえているけど走りません→良く耳を済ますと音楽が聞こえてきます。
    たぶん、4個並んだ小型スイッチの「1」がオンになっているので、全部オフ(オンの逆側)にしてください。
ここではソフトの準備について説明します。
このページの通りの手順で入るはずですが、わからないところは聞いてください。
まず、ソフトをダウンロードします。

梵天丸のソフトは配布ページからダウンロードしてきます。

ここで、「jp040129a.exe(自己解凍型)」を左クリックします。

最新版はVer3.64ですが、そのあとのインストール手順がややこしいので、以下では3.6を使って説明しています。たぶん3.64でも、いれられればOKです。 

すると

という警告が表示されますが「保存」ボタンを押します。

保存画面では標準で「マイドキュメント」がでると思います。

そのまま「保存」してください。

同じように「梵天丸虎の巻 V3-0829.pdf」を右クリック→対象をファイルに保存しておきます(左クリックするとそのままその場で表示されますが、その場合は上の戻るボタンで一つ前に戻ってください)。

同じく警告が出ますが、気にせず[保存」してください。
※本来は気にしてから保存すべきですが(^^;

ここまで済んでから「マイドキュメント」をひらくと、jp040129a.exe と V3-0829.pdfが得られています。

なお、上記操作をしたはずなのに何もない、という場合はキーボードのF5キーを押してみてください。


次に、インストール作業を行います。

jp040129a.exeを実行(アイコンをダブルクリック)すると、「ファイルのダウンロード」という警告画面

がでますが、「開く」してください。
「WinSFX32」という画面がでるので

「OK」してください。
なにか表示がぱらぱらしてから消えます。

ここで「マイドキュメント」を開くと、「BON10フォルダ」ができています(やはり、見えないときはF5を押してから探してみてください。それでも見つからないときは熊谷まで。)

以上でインストールは完了です。 ではソフトの動作確認をしましょう。

さきほどの「BON10フォルダ」を開いてください。その中に「bon10.exe」があります。

これを実行すると、またダウンロード警告がでますが、そのまま開きます。
するとウインドウが一つ出ます。

これが、これから梵天丸に動作を仕込むためのプログラム開発&書き込み(マイコンにプログラムを送り込む)ソフトです。
下の方で「接続を確認してください」と点滅しています。

つぎに、書き込みケーブルをパソコンに接続します。
パソコン右側面(ケーブルが生えているところ)に紫色のコネクタ(接続口、細長いD型、ピンが25本)に書き込みケーブルをつなぎます。
このとき、他のケーブルに無理な力がかからないように注意してください。しっかり差し込んであれば、コネクタのネジは締める必要はありません。

このあと画面を見ると、

先ほど「接続を確認してください」だったところが、「Port: 0378 OK.」に変ります。

最後に梵天丸をつないでみます。
書き込みケーブルの黒いコネクタを梵天丸の黒いコネクタに接続して、梵天丸の電源を入れてください。
これで走り出したりせず、赤と緑のLEDランプが同時に点滅すれば、書き込み準備が整いました。

さらに念を入れて試すなら、「読み出し」ボタンを押して見てください。画面になにやらざぁ〜っと表示されますが、これは現在書き込まれているプログラムです(ただし人間には読みがたい)。


以上でソフトの準備が完了しました。
あとは梵天丸の袋に入っていた印刷物、先ほどダウンロードした虎の巻(たぶん、ほぼ同じもの)の通りに操作すれば、プログラム「まきもの」の開発、書き込みができるはずです。
最初なので、手順を指定しましたが、「bon10.exeが動作」「パソコンと梵天丸を書き込みケーブルでつなぐ」ことで、書き込みができます。順序は上の例と変えても大丈夫です。ただ、接続してから梵天丸の電源を入れてください。

なお、ギアを高速(標準)で組み立てた場合、画面右下の「こうそくギア」を選択してください。これで書き込んだプログラムは意図せずはバックしなくなります。
もう一つの選択肢「PICなんたら」は梵天丸を接続すると自動的に決定されます(梵天丸のコンピュータの種類。628のほうが新しい品種で今回配布したのはこれのはず)。


さて、実際書き込みを始めると、書き込みエラーが頻発することがあります。
2、3回やってみても失敗する場合は、「リセット」を押してから「書き込み」してみてください。
それでもだめなら、キーボードの「Ctrlキー」を押しながら「書き込み」ボタンを押してください。

下に、謎の数字がでます。とりあえず、一つめの数字を大きくしたり小さくしたりしながら同じような操作をしてください。そこそこ書けるようになったら「Set」を押すと、次回からその値が使われます。
試した範囲では「462」「463」あたりが良さそうでした。