タイミングチャート清書ツール:使い方
インストールというほどのインストール作業はありません。
使い方というほどの使い方もツール自体にはありません。

以下、環境毎に解説します。

まずはどんなものか試してみたい、という場合はオンライン版をお試し下さい。 EPSへの変換、GIF出力が得られます。
(Linux上で動作しているため、日本語には一切対応していません) GIFが表示できて、cgiがつかえるブラウザ。 テキストオンリーのブラウザはつらいかもしれません。
  • 上のフォーム枠に原稿を書いて、[変換]ボタンをおすと、下の枠にEPSが出力されます。 適宜コピー&ペーストで適当なファイルにして下さい。
  • [テキスト]ボタンを押すと、フォーム型式ではなく、普通にテキストで出力されます。ブラウザによっては、そのまま[保存]できるかもしれません。なお、ブラウザの[戻る]機能で戻ってください。
  • テキスト出力を保存できない場合、下のフォームの上の"変換結果(EPS)"を保存してください。直前の変換結果がこのファイルに残されています。
    ただし、複数の方が同時に使用した場合、特別な工夫をしていないため、 自分のものではない出力が得られる危険性があります。
  • [GIF]ボタンを押すと、横幅枠に指定した横幅になるように適宜拡大縮小されて、GIF型式に変換された画像が得られます。同じく、表示された画像が保存できない場合は"最新の画像"を保存してください。
  • 注意:
    上記のように最後の変換結果はサーバ上に残っています。ここではお試しにとどめて、企業秘密に関わるような設計は下記のものをダウンロードした上でご利用下さい。
これがオリジナルです。
  • Perl(Ver 5くらい)
  • エディタ。emacs, mule など。
  • ghostscriptなどEPS出力が確認できるもの。
  • ghostviewがあると非常に楽です。
  • GIF/PNG/BMPなどの型式に変換する必要がある場合はps2imgを動くようにしてください。

ダウンロード後、適当なところにおいて、chmod +x で実行属性をつけてください。 perlが/usr/bin以外にある場合、tchart.plの冒頭のパスを書き換えてください。 コマンド: tchart.pl <原稿ファイル.tc> <出力.eps> 出力を省略すると、標準出力にでてきますが、あまり嬉しいことはありません。

作者の普段の使い方:

  • ktermを開いて、作業ディレクトリにcd。
  • emacsで原稿ファイルを編集し、適宜保存。
  • tchart.pl aaa.tc aaa.eps 実行。
  • gv aaa.eps で確認。BBoxで倍率拡大表示。
  • 編集しては保存して、tchart.pl実行して、gvのRedisplayボタン。
Windowsでの需要を考え、コマンドプロンプト(DOS窓)で動作するようにC++に移植して、実行型式をつくりました。 そのため、perl版と機能に差がある場合があります。
  • Bitmapが表示できるもの。ペイント(ブラシ)など。
  • gifなどに型式変換できるソフト。花子フォトレタッチ、Adobe Photoshopなど。
出力に応じて2種類あります。
  1. tchart.exe →EPS

    実行バイナリをダウンロードし、適当なフォルダにいれてください。

  2. tcbmp.exe →Bitmap




    (tcbmp.exeがtchart.exeを呼び出します)

    実行バイナリ2つをダウンロードし、適当なフォルダに入れてください。 試しに、tcbmp_sample.tcをダウンロードし、tcbmp.exeにドラッグ&ドロップしてみてください。 tcbmp_sample.bmpが生成されれば問題ありません。
    「コマンドまたはファイル名が」系のエラーが表示された場合は、tcbmp.exeのショートカットを作成し、そのプロパティの作業用フォルダをtchart.exeをいれたフォルダに設定してください。

    不具合補足情報:
    tcbmp.cppのバグにより、生成されるBMPファイルが正しく読み込めないとの情報を頂きました。
    ※より正確には、生成されるファイルに不備があるものの正しく読めるケースがあった
    その場合、tcbmp.cppの83行の
    bfh.bfOffBits=sizeof(bfh);

    bfh.bfOffBits=sizeof(bfh)+sizeof(bih);
    とすれば、問題無くなるとのことです。

使い方は2種類あります。

コマンドプロンプトを開いておき、 tchart.exe <原稿ファイル.tc> (<出力.eps>) tcbmp (<出力.bmp>) tcbmp <原稿ファイル.tc> (<出力.bmp>)> と入力します。
第2引数を省略した場合は、拡張子を適当につけて出力します。 tcbmpは「拡張子が .tcであるか」だけを見て、.tcの場合は自動的にtchart.exeを呼び出し変換した上で、ビットマップファイルを作成します。それ以外は、簡易的にEPSを解釈してビットマップにして出力します。
(tcbmpは他用途に転用はおそらく無理です。tchartの出力の一部を解釈して作図する機能しかありません)

二つ目の方法では、tchart.exe、tcbmp.exeのアイコンに、原稿ファイルをドラッグ&ドロップで直接投入します。 この時、原稿ファイル名の拡張子を .eps もしくは .bmp に変えて出力します。

なお、Windows9x系では、MS-DOS窓で動作することになるため、ファイル名が8.3文字に制限されます。そのため、長いファイル名の原稿を入れると、ファイル名が短縮されて出てきます。

作者の手抜きの関係上、出力されるビットマップファイルは常に24bitです。 そのため、無駄にファイルサイズが巨大です。一度図が完成したら、 適当なペイント系ソフトに読み込み、gifなどで保存し直すことをお勧めします(JPEGは不可)。