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開発といっても、ほぼICのデータシート通りの回路です。
ここでは2種類を紹介します。
一つはいわば、フルクラッチで、基板を起こし、チップ部品を半田付けしてつくった変換器で、2チャンネルのシリアル回線が得られます。
もう一つは秋月電子で売られているものだけで作ったUSB-RS422変換回路です。
前者が一般向けでないのは明らかなので、SICK LMS200を「一般向け」で接続できるように作りました。
本変換器の仕様は、同一の基板で部品の実装によって以下の3種類のいずれかになります。
基本的に、FT2232周りはFT2232Cのデータシート通りにした回路です。
以下、細かいところをノートしておきます。
なお、安物セラロックの場合、通信先から信号に大きなスイッチングノイズなどが乗ると、FT2232がハングすることがありました。水晶のほうがちょっと高いものの安定性は高そうです。
その後、ドライバの設定を行います。
USB-シリアル変換回路を作る前から、これは存在していて、もとは、右図上に示すように、PCからのケーブル、または市販のUSB-シリアル変換ケーブルを接続するためのコネクタの付いたAパーツ(左)と、マイコンにつなぐBパーツからなります。
これらは、CAT5等のイーサネットケーブルを流用して接続します。
マイコン側Bパーツは中にリレーが入っています。
Aパーツ側は、
ケースは最初からRJ45がついた、モジュラ配線ケースが近くの部品屋さんにあったので、削ったりして使っています。
CAT5のケーブルが8芯なのに対して、機能に必要な線が9本あるため、Bパーツ内部のリレーで書込のための切り替えそのものを行い、リレーのオンオフのみをAパーツまで延長しています。
という配線になっています。
※このモジュラー8芯用接続ボックスが通販できるようになりました。
もともと、USBシリアル変換回路はこのカチカチ君を簡略化するために開発しました。
最近はPCにシリアルポートがないことも多く、市販の変換ケーブル2本つなぐくらいなら直結がいいと考えたのが、もとです。
ので、基板はこの箱に収まるように設計してあります。
従来のカチカチ君AパーツからDsubを省いて、変換回路を内蔵しただけです(写真中、愛称 ZZ(ダブルゼータ))。
基板は、LEDのケースへの圧入のみで固定しています。
さらに、RS422対応のために Dsubコネクタを取り付けたものが、写真下の回路です。
SICK LMS200の通信コネクタと1対1対応のストレートケーブルでつなぐよう、Dsubコネクタを配線しています。
仕様は先の2チャンネル変換器の1チャンネルのみ版であって、
WindowsではFTDIのドライバを入れておけば自動認識しますし、Linuxでも、カーネルが対応していれば、そのまま"/dev/ttyUSB?"に認識されます。